健康管理士一般指導員の資格を持ち、
台東区内で健康サロンを経営する、
最上佳則さんの監修コラムです。
「病を患うのも治すのも自分自身」
生活の中で実践できる
「予防医療」の知識を
お教えいたします。
ぜひ参考にしてください!
健康管理士一般指導員の資格を持ち、台東区内で健康サロンを経営する、最上佳則さんの監修コラムです。
「病を患うのも治すのも自分自身」
生活の中で実践できる「予防医療」の知識をお教えいたします。ぜひ参考にしてください!
最上佳則(もがみ よしのり)
台東区内で健康サロンを経営
健康管理士一般指導員
健康管理能力検定1級
血管が消える?
「ゴースト=ghost」とは「幽霊」という意味の英語ですよね。
「ゴースト血管」というのは、読んで字の如く、
まさに幽霊のように血管が消えてなくなるという意味です。
心臓から全身に出ていく血管が「動脈」で、全身から心臓に戻ってくる血管が「静脈」です。
心臓につながる大動脈は、体の隅々にまで血液を運ぶため、動脈、細動脈と段々と小さくなり、
最終的には「毛細血管」と呼ばれる形となり、体の末端へと血液を通して酸素や養分を届けます。
そして、細胞内の老廃物や二酸化炭素を回収し、
今度は、静脈を通して心臓や肺へと届けるわけですが、
その毛細血管が傷み、
消滅してしまうことがあるのです。
“血管のゴースト化”が起こると、体に様々な変化が現れてきます。
「血管のゴースト化」が疑われる症状
① 抜け毛が多くなる
② 肌や爪のトラブルが多くなる
③ 手足が冷える
④ 少し運動しただけで筋肉痛が生じる
⑤ 物忘れが多くなる(アルツハイマー病などの認知症)
⑥ 骨粗鬆症
“血管のゴースト化”を防ぐには
「ゴースト血管」化は、生活習慣によって容易に防ぐことができます。
要は、「毛細血管」の力を強めれば良いだけです。
その方法は…
● ウオーキングなど、よく筋肉を動かす
●入浴、温泉他で体を温め血行をよくする
さらに、おすすめは、「Tie2」(タイツー)の活性化です。
あまり馴染みのない言葉ですが、簡単に言えば“血管内の細胞で作られている物質”のことで、
毛細血管内で産出、分泌される物質によって活性化し、
「毛細血管力」を強める効果があるとされています。
この「Tie2」の活性化には、食の力を借りましょう!
効果が高いとされているのは、
「シナモン」や「ルイボス」など。
紅茶やコーヒーに、シナモンの粉を入れて飲むだけでも
毛細血管に力がみなぎります!
ぜひ、習慣化して血管のゴースト化を防ぎましょう!