生活のワンポイント知識 12:高血圧の方へ

健康管理士一般指導員の資格を持ち、
台東区内で健康サロンを経営する、
最上佳則さんの監修コラムです。
「病を患うのも治すのも自分自身」
生活の中で実践できる
「予防医療」の知識

お教えいたします。
ぜひ参考にしてください!

健康管理士一般指導員の資格を持ち、台東区内で健康サロンを経営する、最上佳則さんの監修コラムです。
「病を患うのも治すのも自分自身」
生活の中で実践できる「予防医療」の知識をお教えいたします。ぜひ参考にしてください!

最上佳則(もがみ よしのり)
台東区内で健康サロンを経営
健康管理士一般指導員
健康管理能力検定1級

目次

正常な血圧とは?

「薬を飲まないと脳卒中になる」と血圧を下げる“降圧剤”を飲んでいる人は、

現在、約2500万人います。
確かに脳卒中や心臓病を防ぐため、

血圧をコントロールすることはとても大切なことです。

では、どのくらいの血圧なら良いのか?

特に高齢者の方は、注意が必要です。

以前は、「上の血圧で160」「下の血圧で95以上」が続く方は、治療の対象ということになっていましたが、

2000年の新ガイドラインでは、「上130/下85未満」へと目標血圧を変更されました。

これにより、新たに3000万人以上が、降圧剤を必要とする「患者」とみなされることになったと言われています。

血圧は高い方が良い?

1990年に日本で実施された国民栄養調査で、対象者を血圧の値別に降圧剤を服用していたかどうかで分け、14年後に自分で身の回りのことが出来る人(自立者)の割合を調査しました。

その結果は…

降圧剤を飲んでいない人のほうが自立者の割合が多かったのです。

また、1992~1997年に欧米で実施されたランダム化比較試験でも、「上130/下85未満」の人は、

心筋梗塞は減るものの、別の要因での死亡率が跳ね上がると言った結果を報告しています。

人間は、年をとるほどに血管が硬くなります。
高齢者の場合は、

血圧がやや高めのほうが脳や体の隅々にまで血液が届くとも言われています。

体によい血圧を保つためには、

よく歩き下半身の筋肉運動をし続けることが不可欠です。

運動不足になると、下半身の筋肉が衰えてしまい、血液を心臓に戻す力が無くなります。
下半身の筋肉が少ない方、お尻の筋肉が少ない方は、要注意です!

シリカゲルという乾燥剤があります。

年をとると尻がかけてくるんです(笑)

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